■人形浄瑠璃「文楽」とは……
太夫(たゆう)、三味線、人形の「三業」が一体となった総合芸術です。
物語や登場人物のセリフを太夫が語り、三味線が音楽を奏で、人形が動きで演じます。
江戸時代、竹本義太夫の義太夫節と、近松門左衛門の作品によって、人形浄瑠璃は全盛期を迎えます。
幕末には、淡路の植村文楽軒という人物が、大阪ではじめた一座が人気を博し、中心的な存在となったことから、
「文楽」が人形浄瑠璃の代名詞となり、現在に至ります。
大阪で生まれ育った伝統芸能「文楽」は、2003年、ユネスコから「無形文化遺産」として宣言を受けました。
■文楽の公演について……
文楽のお膝元、大阪の国立文楽劇場にて、年4回の本公演と、文楽鑑賞教室で上演が行われています。
○初春公演(1月)
○4月公演
○鑑賞教室(6月)
○夏休み特別公演(7-8月)
○錦秋公演(11月)
また、東京・国立劇場で同じく年4回
2月、5月、9月、12月に本公演がございます。
ほかにも地方公演として、毎年3月と10月には、全国各地を巡業しています。